雪月花の舞い人7巻[青泉社]


椎隆子 青泉社
2020年07月01日
美しき略奪者が狙うのは、秀吉が愛した三つの小面――。羽山香の元に、幼い頃生き別れた兄・勇から送られてきたのは、羽山家が代々守ってきた、古い能面を保管する金庫の鍵。勇の友人・桂は、勇が失踪したこと、そして鍵を狙う人物が現われるだろうことを香に告げる。その人物・阿久津忍は、香の暮らす女子寮や学校などを徐々に侵食し、柔和な教師のふりをしながら、影では残忍に香を追いつめていく。伝説に魅入られ、欲望のまま暴走する美しき男の狂気を描いたピカレスクミステリー。